テイスティング-GC®の開発とリンゴの香気成分に関する研究が「全国清涼飲料連合会賞」を受賞!
2022.11.09 フレーバー開発, 分析研究, 研究トピックス
曽田香料が開発した、食べているように香気を評価する新しい手法「テイスティング-GC®」と、リンゴの重要香気成分の研究について、栄誉ある「全国清涼飲料連合会賞」を受賞しました。
本技術(テイスティング-GC®)は、香気成分を評価する手法「匂いかぎGC(GC-O)」を応用して、人が食品を食べたり飲んだりしたときの香気成分の役割を知ることができる技術(特許第6788204号)で、本手法を使用すると「味と香りの相互作用」を簡便に知ることができます。
本研究では、この手法を旬のりんごの香りに応用し、有用成分をスクリーニングしたところ、食品業界においてオフフレーバー成分として知られる2,4,6-trichroloanisole(TCA)が非常に重要であることを発見しました。
受賞研究:
「新分析評価技術 テイスティング-GCの開発とリンゴの重要香気成分の発見」
「全国清涼飲料連合会賞」とは:
清涼飲料水(関連する分野を含む)の科学技術に関する優れた業績であって清涼飲料業界の振興に資する業績に対して授与されます。