
フレーバー開発
多様なフレーバーを創り出し、みなさまの生活を香りで彩ります。
フレーバー開発とは
フレーバーは、主に飲食品に使用される香料を指し、その良し悪しが製品の品質や魅力を大きく左右します。
フレーバー開発部では、お客様の求める理想の風味を実現するだけでなく、生活者の幸せや喜びにつながるフレーバーを創造することを目的とし、調香、アプリケーション、官能評価の3つの役割を担っています。各分野が連携しながら、より良い食体験を提供するためのフレーバーを開発しています。
曽田香料のフレーバー開発
FLAVOR DEVELOPMENT

調香
フレーバーの調香は、食の楽しみを支える重要な工程です。私たちは、自然由来の素材や合成香料、最新の技術を活かしながら、お客様のニーズに合った香りや味わいを設計します。
フレーバリスト(調香師)は何百種類もの素材から適切な組み合わせを考え、それぞれの特性を見極めながら、食品や飲料に最適なフレーバーを創りだします。食べる喜びやくつろぎの時間をより豊かにするため、一つひとつ丁寧に開発し、日々進化する食の世界に新しい価値を提供しています。

アプリケーション
フレーバーの良し悪しは、実際に使われる食品とどのように調和するかで決まります。
そのため、飲料や乳製品、お菓子、パン、調味食品など多様な食品を試作して、加工条件や食品素材との相互作用を考えながら評価し、最適な配合を決めています。
最終的には食べる人が心から「おいしい」と感じるような食体験につながるよう、素材のご提案や風味設計のサポートを行います。

官能評価
飲食品の香りや味わいが、どのように感じられるかを確かめる大切なプロセスです。トップの香り立ち・フレッシュ感・甘さ・酸味・コク・余韻など、細かな評価用語を用いて特徴を分析し、客観的なデータとして記録します。個人の好みではなく、統一された基準のもとで評価することで、より多くの人に心地よく響くフレーバーへと磨き上げます。
「食を通じた幸せ」を届けるため、感性と科学を融合させ、日々改良を重ねています。
各部署の連携
COOPERATION
フレーバーを開発するためには、原料や素材を深く理解することが重要です。そのため、フレーバー開発部は、分析研究部および基礎素材研究部と密接に連携しながら開発を進めています。
分析研究部では、香りの科学的な分析を担当し、フレーバーの成分や特性を詳細に解析することで、より精度の高いフレーバー開発を支えています。一方、基礎素材研究部には、天然素材を抽出・加工し、フレーバーの基礎となる素材の研究開発を行う部署と、合成香料を開発する部署が所属しており、これらの部門との協力により、より多様で高品質なフレーバーを創造しています。
さらに、飲食品の用途に応じて、フレーバーは水溶性、油溶性、乳化、粉末などさまざまな形態に加工されます。これにより、飲料、製菓、乳製品、調味料など、幅広い食品カテゴリーに適したフレーバーの提供が可能となります。

生活者視点でのご提案
PROPOSAL FOR CONSUMER

現代の消費者は、食の楽しみだけでなく、嗜好の多様性にも高い関心を持っています。私たちは、これらの変化に対応するため、最新の市場動向を分析し、生活者が求めるフレーバーの開発に取り組んでいます。
例えば、減糖した飲食品では、甘味が減ることでフレーバーリリースのバランスが崩れ、本来の美味しさが損なわれることがあります。こうした課題に対しても、フレーバーの調整を通じて製品の味わいを最適化するお手伝いが可能です。
2023年6月には、本社機能とフレーバー開発部の拠点を日本橋エリアの馬喰町に統合しました。
これにより、営業と開発の関係性が強化され、消費者の嗜好をリアルタイムで共有し、より迅速かつ柔軟に対応できる体制を整えています。また、アプリケーションや官能評価をスピーディーに実施することで、お客様のニーズに沿った最適なフレーバーを提案し、より豊かな食体験を実現するお手伝いをいたします。
フレーバー開発部は、これらのプロセスと他部署との連携を通じて、お客様のブランド価値を高めるだけでなく、生活者の喜びや満足を生み出すフレーバーの開発を目指し、食品業界の発展に貢献してまいります。
新しい価値の創造を目指して
VALUE CREATION
曽田香料はグループ会社、関連各社と連携し最適なご提案をします
天然素材
エキス、色素など
香料
増粘剤
糖アルコール
食品素材
ニュートリション
これらの企業と連携することで、それぞれの強みを活かした開発を進め、より良い製品を生み出すことで、生活者の喜びにつなげることを目指しています。
私たちは、これからも業界を超えた共創を推進し、新しい食の価値を創出し続けます。
曽田香料の研究・開発
RESEARCH and DEVELOPMENT
香りの力で豊かな時間や特別な体験を生み出す研究開発に取り組んでいます。最先端の技術と独自の発想を活かし、五感に響く香りや素材を創造することで、食の楽しみや快適な暮らしを支えていきます。大切な瞬間や思い出に寄り添うように、人々の毎日をもっと魅力的に彩ります。

フレーバー開発
フレーバーは、主に飲食品に使用される香料を指し、その良し悪しが製品の品質や魅力を大きく左右します。 フレーバー開発部では、お客様の求める理想の風味を実現するだけでなく、生活者の幸せや喜びにつながるフレーバーを創造することを目的とし、調香、アプリケーション、官能評価の3つの役割を担っています。各分野が連携しながら、より良い食体験を提供するためのフレーバーを開発しています。

フレグランス開発
研究開発による確かな技術と、パフューマーの鋭い感性で時代のニーズにあった香りをお届けしていきます。嗜好性の高い香りを提供することはもちろん、香りの拡散性や、残香性、ニューエッセンスなど、特徴のある香料の開発に取り組んでいます。

素材開発
私たちの開発する「基礎香料素材」は、飲食品メーカーが直面するさまざまな課題を解決するための重要な要素です。よりおいしく、より健康的に、そしてより安定した品質で食品や飲料を届けることを目指し、独自の技術で香料素材を開発しています。

分析研究
私たちが日常生活で感じている香りや味(香味)は、目には見えないものですが、実際には多数の化合物が極めて微量ずつ集まることで形作られています。当社では、この「見えない香味」を可視化することで、それらがもたらす価値をより深く理解し、生活を豊かにすることを目指しています。 具体的には、香味に寄与する新たな成分を発見することや、人が香りをどのように感じ取るのかを調査する研究を行っています。このような取り組みを通じて、人々に安らぎや楽しさ、感動を届ける香りや味の開発を進めています。