新分析評価技術 テイスティング-GC®の開発とリンゴの重要香気成分の発見
2021.10.08 分析研究, 研究トピックス
旬のりんごを皮ごとかじると、凛とした芳醇な香りが口いっぱいにほとばしり、冬の訪れを感じさせます。
このりんごをかじったときの美味しい香り成分を求めて、曽田香料では食べているように香気を評価する新手法、「テイスティング-GC®」を開発しました。この手法を用いて、旬のりんごの香気成分評価を行ったところ、食品業界においてオフフレーバー成分として知られる2,4,6-trichloroanisole(TCA)がリンゴの香気成分として非常に重要であることを発見しました。
本研究成果は、日本清涼飲料研究会 第30回研究発表会において「新分析評価技術 テイスティング-GC®の開発とリンゴの重要香気成分の発見」の演題にて口頭発表を致しました。